Top > 養成プログラムとは

ご挨拶

 人類の長い歴史の中で、我々は学ぶことを覚え、これを繰り返すことによって進化してきました。学びの原点は自分で理解しようとする意志ではないかと思います。これがなければ師とする者の素晴らしい講話を聴いても(Group learning)優れた書物を読んでも、自分の腑に落ちる知識や理解にはなりません。したがって、学びの原点はSelf learningでしょうか。次の段階は、自身が理解した内容を弟子に伝授する、あるいは同僚の意見を聞いて磨きをかけることです。これがPair learningでしょうか。さらに、一歩進めば、自分の新しい理解や考えを、師の前で発言し批判を受けたり、成果物を世間に公表し意見を仰ぐ。これはPresentation learningというものでしょうか。この一連の学びが、まさにActive learningと言われるものだと思います。我々は、これまでの長い歴史の中で行われてきたActive learningをもっと洗練したものに昇華させようとしています。
 さらに、学習成果として質が保証されているかどうかは極めて重要な課題です。多面的な能力を具体化して評価するだけではなく、欠けている能力を如何に補強し、秀でた能力をどうやってさらに伸長するかが質を保証する鍵となります。教育や学習は分野や個人によって多様性があります。これに対して理想型のモデルを構築していくためには、学生と教員が企業の方々の率直な意見を聞いて、人材育成に対して真摯に向き合い、弛まぬ努力を重ねていく必要があると思っています。

富山大学工学部長
會澤 宣一

富山大学のものづくり教育

富山県は機械、電気、金属、プラスチック、機械加工、医薬品などの産業がさかんな県であり、社会人基礎力を備えた上で高度な専門知識と実践力を有する技術者のニーズが高く、地域の活性化のため産学連携による技術者の養成を推し進めています。


講座名

Active-Learningと質保証を採り入れた産学連携による次世代ハイパーエンジニアの養成プログラム

社会のニーズに応え即戦力となり、次世代を担うものづくり実践力を有し、質を保証された技術者を育成するため、富山大学(工学)モデルのActive-Learningと質保証システムを採り入れた教育を実践しています。

富山大学(工学)モデルのActive-Learning

学生の主体的学習態度の育成と、学修効果を飛躍的に向上させるために、独自のAdvanced-Active-Learningを展開、これは4つのActive-Learningである「Group-Learning」(グループで討論)、「Self-Learning」(自分で体験)、「Pair-Learning」(相互に教える)、「Presentation-Learning」(学修成果の発表)の相乗効果と産学連携によるActive-Learning、フィードバック式(質保証との一体化)Active-Learningにより、専門知識や実践力の確実な定着を図る教育方法です。
また、Active-Learningを実施する際には、ロジカルシンキングの考え方を採り入れマトリックスの考え方や、ロジックツリーの作成などにより、アクティブラーニングの効果を増大させます。

富山大学(工学)モデルの質保証

社会のニーズに応えるだけの能力が学生に備わっているか評価するため、ルーブリックを用いて「専門力」、「問題発見力」、問題解決力」、「計画力」、「プレゼンテーション力」等に能力項目を細分化し、それぞれの項目に基準レベルを設定し、学生がどのレベルまで到達しているか評価します。学生・教員・企業技術者の3者による相互評価、ルーブリックによる個別能力の評価、ものづくりの作品による客観的評価により、個別能力のレベルの変化の可視化を進め能力向上を図っています。